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・少額の繰上返済のコツと注意点


繰上返済は、1万円1円単位で、いつでも可能です。ただし、少額の繰り上げ返済にはちょっとしたコツと注意点があります。

◆少額の繰り上げ返済のちょっとしたコツ
利息は通常の月は月割りで計算されます。日数にすると、月の日数に関係なく、365÷12=30.417日分です。
しかし、繰上返済を約定返済日以外に行った月は、利息が日割りで計算されます。このため、約定返済日の間隔が31日の月に繰り上げるのと30日の月に繰り上げるのでは、利息が1日分違うことになります。
例えば、金利3%の場合、借入額3000万だと1日分の利息は、約2500円になります。
つまり日割りになると、31日ある月と30日しかない月では、利息が約2500円違うのです。
これに対して、10万円の繰上を1ヶ月遅らせたときに余計に支払う利息は、250円。
少額の繰上返済は、すぐに行わず、31日を挟まない月まで待って、わざと日割りにして繰り上げた方がお得です。
具体的には、2月、4月、6月、9月、11月の返済日翌日に繰上返済を行うのがお得です。

なお、繰上返済を毎月行う方は、
1月、3月、5月、7月、8月、10月、12月は、約定返済日が平日の場合は、約定返済後、当日中に、
約定返済日が土日祝日の場合は、返済日がずれる前の元々の日に、
2月、4月、6月、9月、11月は、約定返済日の翌日に、繰上返済を行うとお得です。
◆期間短縮型の繰上返済の制限
繰上返済には、期間短縮型と返済額軽減型の2種類があります。繰上返済は1万円からできますが、期間短縮型の繰上返済にはそれとは別の制約があります。それは、次回の約定返済日の元本部分以上を繰り上げる必要があるということです。
例えば、次回返済額の内、元本が6万円なら、6万円以上を繰り上げないと期間短縮型にはできません。この場合、繰上額が6万円未満では短縮1ヶ月分に満たないからです。